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シェーン・バティエ

バティエを分析してみた。スタッツでは確認できないすごさを持つと評判の、しょぼく見える選手。常々気になっていたので、分析してみた。

昨シーズンのロケッツ時代のデータを調べてみた。ついでに、昨シーズンのグリズリーズ時代のアイソのディフェンスの成績も調べてみた。

調査の結果、彼のすごさをスタッツで確認することに成功した。


良い点

スポットアップシュート…1番多いプレー。PPP(1プレーあたりの得点)が1.17でリーグトップクラス。ほとんどがスリーなのでFG%は41%。しかしそのおかげで、彼のジャンプシュートのeFG%は53%もある。ターンオーバーもほとんどない。

ポストアップ…2番目に多いプレー。PPP1.04でリーグトップクラス。FG%53%。武器は両手のフックのみ。ポジション取りがよく、ペイントエリア内でパスをもらえることが多い。相手の身長が高いとシュートはあまり入らない。移籍後のFG%は60%。このプレーを増やしてみてもいいと思う。

オフェンスでは、彼の得点の約50%がポストアップとスポットアップによるもの。それ以外のプレーはサンプルサイズが少なすぎて評価しづらい。

ドリブルの技術が高くないためか、アイソはほとんどない。アイソのプレーは、フェイクからのドライブくらいしかない。ピック&ロールもほとんどしない。

ブロック…スモールフォワードにしては多く、毎年1試合平均1以上記録している。昨シーズン多かったブロックのシーンは、ベースライン際に相手を追い込んで、味方と囲んでスピードを落とさせて、背後からブロック、というシーン。

ポストアップに対するディフェンス…PPP0.8、FG%35%でリーグ上位。ペイントエリア内でパスをキャッチさせたケースはほとんどない。レイアップはほとんど打たせない。CアンソニーやRゲイなどに高速スピンムーブをされたときにファールをすることが多い。

ピック&ロールに対するディフェンス…PPP0.8でリーグ上位。FG%が45%と悪いが、TO%が20%と非常に高いおかげ。移籍後はTO%が32%と驚異的。ターンオーバーをよく誘う。相手がよくターンオーバーをするシーンは、バティエがスクリナーにぶつかった後もボールハンドラーの腰に片手を当てながらついていき、ボールハンドラーが止まったときにパスカットしたりボールをはじく場面。プレーオフでジノビリが4回もやられていた。

アイソレーション時のディフェンス…PPP0.73でリーグ上位。相手のFG%を34%に抑える。

ジャンプシュートに対しては、彼にはサイズがそれほどないためか、ブロックを狙うというより相手の視界をさえぎるために相手の顔に向かって手を伸ばす。ガード中は、張り手のような感じで、できるだけ片手を相手の胸に当ててプレーしづらい状態にしていることが多い。シュート時にすぐに反応できるようにしてるのだと思う。ドライブに対しては、ペイントエリアや中央に進入させないようなスタンスをとり、相手をベースライン際に追い込んで味方と囲むことが多い。

決められたFG37本のうち、レイアップはわずか2つ。他は全部ジャンプシュート。以下、アイソレーション時の対戦相手のFGM/FGA成績をいくつか調べてみた。

Tエバンス(0/3)…外から打たされて何もできなかっただめ男。
Kデュラント(3/12)…ジャンプシュートしか決めれなかっただめ男。囲まれすぎ。
Lジェームズ(3/4)…ジャンプシュートしか決めれなかった男。しかし見事。
Rゲイ(5/7)…ジャンプシュートのみ。ただ、ゲイはバティエに強い。
Cアンソニー(7/18)…ジャンプシュートしか決めれなかった男。
ジョー・ジョンソン(1/3)…ゴール下に誰もいないのを見てドライブで決めたやり手。
Kブライアント(4/8)…ドライブで一本決めた上に、ジャンプシュートも決めた天才。

[追加]ついでにグリズリーズ移籍後の対戦成績も調べてみた。サンプルサイズが小さいが、移籍後の成績は悪かった。新チームのシステムになじむ時間がなかったせいかもしれない。プレーオフということで相手がちゃんと研究していたせいかもしれない。

Kデュラント(3/11)…ドライブで一本決めたが、基本的には追い込まれるとだめ。
Jハーデン(2/4)…ゴール下を空けてもらってドライブで一本決めた。
Cアンソニー(5/7)…ゴール下を空けてもらってドライブで一本決めた。
Mジノビリ(3/5)…ヘルプをユーロステップで軽くかわしてレイアップを2本決めた天才。いや、神。アイソに限らず、ジノビリはデュラントと違って、ヘルプをユーロステップなどでよくかわす。デュラントはそういう武器がないのにドライブするので苦しめられるのだと思う。また、ゴール下にスペースがあるときにドライブすれば良いのに、と思う。


悪い点

ディフェンスで走らされる場合…スポットアップシュートとオフボールスクリーンからのシュートに対しては、PPPが0.96、0.99でリーグ中位。PPPが悪いというわけではないが、失点の40%以上がこの2つのプレーによるもの。この2つのプレーの影響が大きいせいで、彼の総合PPPは0.86とやや普通になってしまっている。相手チームは、バティエ攻略のためにアイソをなるべく使わず、バティエを走らせて体勢を崩させるようなプレーを重点的に使っているのかもしれない。

トランジションオフェンス…PPPがリーグ下位。FG%43%。シュートの多くがスリーのため。ドリブルがうまくないせいか、速攻時でも外からシュートを狙う。
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[ 2012/01/02 00:02 ] 未分類 | TB(0) | CM(7)

はじめまして!

はじめまして!

今日はじめまして見させてもらって面白いなぁって思いました、バティエはやはり凄い選手なんですね...


PPPとかeFG%とは一体なんなんでしょう?
どういう計算をしてるのかも気になります!!

[ 2012/01/02 04:11 ] [ 編集 ]

毎回楽しませてもらってます。

バティエの存在で相手が戦術を変えてるなら、すごい存在ですね。
[ 2012/01/02 11:48 ] [ 編集 ]

スタッツ分析に定評のあるロケッツが
ゲイを使ってまで獲得したのは正しかったんですね
チャックヘイズもやっていただけたらありがたいです
本当にビックマンのディフェンスができているのか気になります
[ 2012/01/02 16:35 ] [ 編集 ]

バティエ キタ━(゚∀゚)━!
分析ご苦労様です(`・ω・´)ゞ
数字で見てようやくバティエの凄さを実感できました!
しかしコービーとジノビリは別格な様ですね
次の記事も楽しみにしてます♪
[ 2012/01/02 20:40 ] [ 編集 ]

あけましておめでとうございます。早速ですが簡潔に…

PPPはpoints per playの略で、1プレーあたりの得点。得点÷プレー回数、のこと。プレー回数とは、シュート、ファール、ターンオーバーで終わるプレーの合計。得点には、テクニカルファールによる得点を含まない。

eFG%は、Effective Field-Goal Percentageの略。ビラップスのようなスリーばかり打つ低FG%の選手と、ロンドのようにスリーをほとんど打たない高FG%の選手を、同じ尺度で比較するためのスタッツ。式は、eFG%=(全FGM + 0.5×スリーFGM)/全FGA。単純な式で、3点シュートは2点シュートの1.5倍の価値があるので、普通のFG%の計算式の分子に差分の0.5を足しただけ。ある試合で、仮にビラップスが全FGA×10、2FGM×2、3FGM×2で、ロンドが全FGA×10、2FGM×5というスタッツを残すと、両者のeFG%は50%になる。スリーの価値を考慮して計算すると両者は同じ成功率でシュートを決めている、という意味になる。選手時代のMダンリービーが契約交渉時に、自身の低FG%の理由を説明するために発案したスタッツ。

[ 2012/01/03 00:58 ] [ 編集 ]

はじめまして

いつも楽しく読ませてもらってます。
バティエ兄さんのよさがスタッツで表現できたとはすばらしいです!
特に最近の分析記事めっちゃ楽しいです!
pppのソースなどもしよかったら教えてください。
個人的に、ブレントバリーとかブルースボーウェンとか
いい味出してた選手見てみたいな~など(昔のデータはないのかな?)
自作のファンタジーNBAをmixiで運営していることもあり、
ここらへんのスタッツを組み込んだら面白いかもと思ってます。

[ 2012/01/07 10:45 ] [ 編集 ]

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[ 2012/11/14 15:13 ] [ 編集 ]

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