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チャールズ・グランサム

Charles Granthamとのインタビュー記事を、ところどころ訳してみた。彼は、1988年から95年まで選手会事務局長をやっていた人。ハンターの前任者。自身の経験やロックアウトについて語っている。

内容は「解散するならもっと早くにやっておけばよかったのに。選手側の態度は感情的に見える。今年のNBAは、NHLのロックアウトのようにシーズン全休になりそうだ。選手は訴訟をしたが、見通しは厳しい。費用対効果を考えると、オーナー側の最後の提示内容は、選手にとって悪いものではなかった。BRIの取り分では選手側に勝ち目がないので、平均年俸さえ維持すればいい。」という感じ。

以下、記事より。

組合解散について

「選手全員に、投票で解散を決める機会が与えられるべきだった。権利放棄ではなく。代表者達だけの意見を聞いて、その他の選手の意見を聞かないなんて。」

「シーズン全休の決意をする場合、費用対効果分析をしないといけない。「システムが変わったらどのくらい損をするのか?」「(NHLのように)25%のサラリーを犠牲にする価値はあるのか?」など。平均年俸や、年俸の上昇率に関して、もっと時間をかけて検討すべきだ。「双方の取り分は、BRIの50%ずつ」という点では一旦合意していたわけだ。50%の場合、平均年俸は最終的に800万ドルにまでなる(新CBAの有効期間10年の間、毎年4%の上昇率と仮定すると)。それなら、以前の57%のときの平均年俸(約500万ドル)よりも、実質的には高くなる。」

「大事なことは、平均年俸だ。「リーグの収益は増加する」という予測がある。年俸が収益に連動しているなら、平均年俸は上がり続ける。」

「今回の権利放棄が選手にとって正しいことなのか、私はよくわからない。弁護士や代理人にとっては、いいことだ。おかげで、反トラスト法を扱う弁護士は、週に100万ドル稼げる。」

「ここまで時間をかけて交渉してきたのに、訴訟ですべてを白紙にしてしまうなんて。」

「そもそも組合解散をする作戦を使うなら、解散は、交渉プロセスの最初にしておくことだ。こんな終盤で使うものじゃない。」

交渉での選手側の態度について

「選手は混同しているが、選手とオーナーの関係は、パートナー関係ではない。理論的には、収益を分け合うのでパートナー関係だ。だが、実際には、選手にはチームやリーグの意思決定に関する権限がない。・・・私は、一度も相手をパートナーと考えたことはない。とにかく選手に仕事を与えること。それがCBA交渉における私の方針だった。」

「私は、スターンのことを独裁者と思ったことはない。ビジネスマンとみなしていた。私は、労使交渉をするたびに「CBAはビジネス。法的なものではない。」と感じていた。」

「今回の交渉は、ビジネスというより法廷闘争になってきている。不和が広がろうが、結局、オーナーも選手も共にビジネスをして協定を結ばないといけない。結局、大事なことは「金をどう分けるか。」だ。・・・今回の交渉では、選手は、よりよい条件を引き出す力を得るために法を使っている。」

「今年の交渉では最初から、選手側は感情的だったので、決意が試される展開にまで来てしまった。そう見える。決意などよりも理性が大事なのだが。以前のNHLのロックアウトの場合、交渉中終始、選手達はあまりに決意が固かったので、1シーズンがつぶれた。彼らは、サラリーキャップを導入すべきという空気を読めなかった。決意は見事だったが、理性が欠けていた。今年のロックアウトもそんな感じだ。感情を抑える準備ができてないと、そういう展開になる。ビジネスの交渉なのに。」

「準備という点では、オーナー側のほうがはるかに準備ができていた。BRIという点で、選手側には勝ち目はない。今回のようなコンセッションバーゲニングにおいては、選手は他の面で挽回すべきだ。年金や医療関連で。」

コンセッションバーゲニング・・・直訳すると譲歩交渉?組合の交渉方法。何かをあきらめる代わりに他の面での充実を狙うこと。賃金の上昇をあきらめる代わりに仕事数を確保する、など。)

訴訟について

「シーズン全休になった例は、2005年のNHLロックアウトしかない。そのときはシーズンがつぶれ、サラリーも減った。」

「これまで、反トラスト法関連の訴訟では、判決が出た例がない。すべて和解で終わる。金を儲けるのは弁護士、という展開になる。和解まで、はたしてどれだけ時間がかかるか。オスカー・ロバートソン訴訟では6年かかった。選手寿命が4年前後というリーグで、選手がどれだけ我慢するか。結局、訴訟では誰も勝たない。」

「オーナー側の弁護士はProskauer Rose。NHL、NFL、NBAで訴訟を担当してきた事務所だ。NHLのロックアウトでは、NHLの選手は戦う決意とやらを見せたが、結果は、年俸25%の削減。・・・今年の交渉は、間違いなくコンセッションバーゲニング。譲歩こそが全て。選手達は「下の世代のために戦う。」などと言うが、前回のオーナー側の提示内容でも下の世代には十分。平均年俸さえ維持すれば十分だ。」

「スターンは元々弁護士で、NBAでかつて反トラスト法関連の訴訟の担当をした人物だ。訴訟をするなんて。選手が勝つ望みは薄い。・・・ロックアウトの最初の頃、私はシーズン開幕について楽観的に考えていたが、今ではもうそれは無理という気がする。」

「選手側の弁護士、Boiesは裁判で何度か勝ったので有名だが、負けたことでも有名だ。やや過大評価という気がする。・・・選手側のもう一人の弁護士、Jeffrey Kesslerの「スターンはプランテーションオーナー。」的なコメントは、相手をあおるだけで不必要なものだ。ビジネスの交渉で、相手との間に溝を作ってどうする。(Kesslerは後で謝った。)」

「(今回のオーナー側の提示内容や、フランチャイズタグ関連の話題で)奴隷制度に言及する者がいるが、まず歴史を知らないと。最初に、野球選手のCurt Floodが、保留条項(選手の自由移籍を禁止する条項)に挑戦した。この条項がプランテーションに例えられる。だが、これは白人選手も対象だった。そしてこの条項を巡る騒動があり、裁判があり、みんなが自由になった。君たちの言う「奴隷」とやらが(笑)。その後、NBAとNFLもその動きに続いた。この問題は選手全員のものであり、黒人だけの問題ではない。」
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[ 2011/11/20 05:50 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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