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マネーボールとNBA

9月にアメリカで公開された野球映画「マネーボール」に関する記事。一言で内容を表すなら、アドバンストスタッツがもっとNBAに浸透してほしい、というもの。記者の立場はいわゆるスタッツ派。APBRメトリクスの信者。アドバンストスタッツを積極的に使っているヒューストン・ロケッツの人たちや、その他のNBAチームの関係者がマネーボール的手法について語っている。ちなみに映画は日本では来月公開予定。

以下、記事の内容をまとめてみた。

スタッツ派のヒューストン・ロケッツの人たち

映画の感想について、元ロケッツの球団社長「実際の球団経営はあんなものじゃない。映画ではアスレチックスのオーナーがほとんど出てこなかった。だが、実際は、チームの意思決定において一番の中心人物は金を出す人、つまりオーナーだ。」

ロケッツのGM、Dモーリー「まだ映画を見てないけど、予告CMを見る限り、若造対年寄りの経営陣って感じの典型的な話みたいだ。もっときつい言い方なら、賢い人対そうでない人って感じだ。でも我々アドバンストスタッツの導入者を革命者として見てほしくない。善玉でも悪役でもなく、手法発展プロセスの一部として見てほしい。」

記者「映画では、ベテランのスカウト担当者が選手に「彼女がきれいだと、メジャーでの成功に役立つぞ。」と言うシーンがある。実際は、大がかりな投資の意思決定においてそんなことは考慮されない。ばからしい。・・・映画を見たNBAファンはこう思うかもしれない。「これは10年以上前の本がハリウッド的に脚色されたものだ。でも実際のNBAの現場もこんな感じなのか。」と。」

だいたいあってる

記者「私は映画を見た後、NBAのチームで意思決定に関わる仕事に就いている人に質問した。「映画では時代遅れな現場のやり方がコミカルに描かれているが、君の職場もそんな感じなのか?」と。」

NBAで働いている人「俺の職場はあの映画のような感じだ。のどかでさ。俺の職場を隠しカメラで撮影したのかと思ったよ。・・・ちょっと前まで、うちのGMはGoogleを知らなかった。当時、俺はある選手との交渉を頼まれたので、選手のことを調べることになった。GMは俺の調査報告書を見て、俺がどうやってその選手の怪我歴に関する情報を得たのか尋ねた。俺が「Googleで調べました。」と話したら、GMは「あとでそのGoogleとかいうものの使い方を教えてくれ。」と言ったものだ。」

別の記者「この映画を見ると、ブレイザーズのGMだったジョン・ナッシュのことを思い出す。昔、彼は2004年に指名したセバスチャン・テルファーのドリブルの速さを私に自慢した。「俺が今まで見た中で一番の速さだ。」と。私は「それはいい評価基準なのかよ。」と思ったものだ。余談だが、ナッシュは2005年のドラフトでCポールやDウィリアムズをとることができた。しかし、わざわざトレードダウンしてMウェブスターを獲得した。ナッシュの監視下にあったシューティングドリルの中で、ウェブスターの成績が一番よかったからだ。」

ツール派vsスタッツ派

記者「この業界でのテーマの一つは、「ツールとスタッツ、どちらを重視して選手を評価するか」ということだ。ここでいうツールとは、身体能力やサイズやワークアウトでの様子のことだ。スタッツ派の立場は「ツールでの評価はいいものだが、それらがどのように成績に表れるかを重視するべき」というものだ。」

「スタッツ派の私の知り合いは、あるチームで働いていた。そのチームはショットブロッカーをほしがっていた。ただ、そこのスカウト担当者はツール重視派だった。彼はすばらしいツールを持った選手Xを見つけた。が、知り合いが選手Xの1分あたりのブロック数を見るとリーグでは並以下だった。知り合いは、選手Xがチームに貢献できると思わなかった。だが会議で彼の意見は無視された。「1分あたりのブロック数?なんだそのふざけたスタッツは。」と。この映画に出てくる「俺はこの業界で40年のキャリアがあるんだぞ。」といった感じの人にね。」

NBAで働いている人は映画を見てほしい(特にオーナーとGM)

記者「映画にはレッドソックスがビーンを勧誘する場面がある。レッドソックスのオーナーが「君のやり方は、昔ながらのやり方で仕事をしているものを脅かす。君がパイオニアになる。大変な道のりになる。」とビーンに言う。このシーンが、このクールな映画の肝心な部分だ。自分がNBAのオーナーになると想像してほしい。NBAチームのオーナーになる理由の一つは自分を良く見せたいというものだ。このシーンを見ると、昔ながらの手法を採用するオーナーは悪役かバカに見えてしまう。」

「ただ、アドバンストスタッツの浸透に伴って常に問題になる点は、それがスタッツマニアの世界からやってきたという点だ。世間にはスタッツ派に対する偏見がある。余談だが、「コービーのクラッチシチュエーションでの成績は他の選手と比べてずば抜けて良いわけではない。」という私の意見に対するコービーのコメントは「君はそのスタッツを信用するのか?」というものだった。」

「アメリカ人がこの映画を気に入るとした場合、スタッツ派への偏見を含んだ議論は終わるのだろうか。映画を気に入った人は「これぞエンタだ。」で済ますのか。それとも「昔のやり方ってばかだな。」と感じるのか。」

「もう今は、マネーボール的手法がNBAに浸透しつつある。マネーボールのような映画がこれからも公開されるなら、それは、ファンはもう昔ながらの手法を望んでないということになる。」
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[ 2011/10/10 01:12 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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