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Rルビオ(ドラフトの日)

リンク: freedarko.com: The Spaniard's Bar Mitzvah.

去年のドラフトの日、リッキー・ルビオの案内役をしていたSalonという雑誌社の記者による記事。去年のドラフトの日のルビオの落胆した様子について書いている。文章がやたらに面白い。以下、記事より。

記者「ニックスファンの気味の悪い怒号のような声援を受けつつ、私はルビオをドラフト会場に案内した。リッキーはニックスではないチームに指名されたものの、地元ファンから逃れようとしていた。地元のファンは、たちの悪い酔っぱらいか、あるいは痴漢のようにルビオの体をまさぐっていたのだ。若い女性は彼に向かって叫んだ。人の腕と顔しか見えず、獣のような叫び声しか聞こえない、会場はそんな状況だった。こういう状況を予想していたであろうが、リッキーは怯えているようだった。レブロンは18歳以上のような貫禄があるという記事をよく目にしたが、ルビオを見ていると私が年寄りに思える。まだ23歳なのだが。」

「安全な場所に着いたものの、カメラのフラッシュが絶え間なく光り、人口密度は異常な高さだった。酔っぱらいこそいないが、ひどさはさっきと似たようなものだ。混雑した地下鉄でストロボの光を当てられてるようなものだ。私はルビオと通訳者をつれてメディアボックスの間を行き来し、阿鼻叫喚のLive Shot Areaにたどり着いた。人間の尊厳とやらを考えるにはいい機会だ。」

「「またPGをとるなんて!」とルビオは不満をあらわにした。ルビオはほとんど英語をしゃべらず、付き添いの通訳者ともほとんど話すことはない。しかしこの日一日、彼はこの言葉だけは何度も口にした。「ウルブズはまたPGをとった。なぜ?」と、記者のマイクが自分に向けられているときも、彼は自分の運命について考えていた。」

「彼が不満であることは誰の目にも明らかになっていった。彼は疲れていた。ハシーム・サビートは彼と対照的で、私や他の関係者、そしてこの汗だくのスーツに身を包んだ心ここにあらずといった感じのルビオにも嬉しそうに抱きついた。私はなんとかルビオを励まそうと「中西部にはいい人が多いらしいよ!」と言った。別の係員も「俺は中西部出身だ。・・・俺はいい人間だぞ!」と話に加わってくれた。ただ、ルビオは少し笑ったものの納得してないようだった。「俺、ソコハ、とても寒いト聞いてるよ。」というルビオの答えには誰にも手の打ちようがなかった。」

「アスリートというのはおもしろくない人物だと言われている。個性がない、と。そのとおり。彼らは人格形成期の間、何年もベルトコンベアに乗っていたような状態だからしかたない。彼らは学問ではなくスポーツの教育を受ける。だがアスリートが「つまらない」と責められる存在になっているのは、記者とのやりとりのせいなのだ。何度も同じようなくだらない質問に、同じ答えを返す。何回も繰り返される紋切りの会話。これ以上に人格を麻痺させるものがこの世にあるだろうか。」

「記者が取材する内容というのはどれも同じだ。だが、ひっきりなしにやってくる。この日の私の役がそういうものでなくてよかった。6回目のインタビューでルビオは疲れ始め、これがいつ終わるのかを尋ねるよう、通訳者に何度も催促していた。私はすまないと思いつつ、このくだらない行事をもっとこなすよう彼に言い続けた。「あと少し・・・もう少しお願いします。」と。」

「我々が重い足取りで廊下に出ると、ジョニー・フリンが携帯で「やったぜ!やったー!」と叫んでいた。私には夢かドラッグでしか辿りつけないであろう興奮状態に、彼は到達していた。仏頂面のルビオは新しいチームメイトである彼の前を素通りした。」

「我々はフォン・ルームという部屋に入った。固定電話と料理がある部屋で、ロッタリーピックで指名された選手はここで将来のチームメイトと楽しげに電話で会話する。グリフィン、サビート、ハーデンなど全員がここにおり、レッド・アワーバック時代の旧世代テクノロジーを使っていた。その他に部屋にいるのは疲れ気味の案内係と職員だ。ルビオの通訳係もいたが、明らかに苛立っていた。この部屋にとどまる意味を彼に教えようと思ったが、私にもよくわかっていなかった。なぜ固定電話を使ったやり取りが義務付けられているのか。なぜグリフィンが選手の代表のように皆に挨拶をして回っているのか。」

「苛立っている通訳者が私に「我々はもう帰ります」と言った。私はこの部屋の監督者の考えを尋ねようと思ったが、とてもできそうになかった。通訳者は「なぜルビオは帰って家族と会ってはいけないのか」と、ときおり罵りながら頼んできた。どうしようもない状況の中、一人の女性が部屋に入って来た。美しく、物怖じしない女性で、なにより素晴らしいことに、スペイン語を流暢に話せ、通訳者の知り合いだった。例えて言うなら、私が死を覚悟して顔を覆っていた中、彼女が爆発寸前の時限爆弾のリード線を切ってくれた。そんな状況だった。」

「気がつくと、ルビオは机の上のチョコレートチップを食べて笑っていた。私にもすすめてくれたが、断った。まだまだ待ち時間は長いのだ。テレビでドラフト番組を見ていたルビオは画面を見て驚きの声をあげた。「オムリ!!」」

「キングスがオムリ・カスピを指名したことを知り、ルビオは落胆しているように見えた。知り合いが、自分が本来行くチーム(キングス)にドラフトされたためであろうか。あるいは嫉妬か。あるいは同じヨーロッパから来た青年と一緒にサクラメントでプレーし、キングスを蘇らせる姿を思い描いたのだろうか。」

「ルビオがウルブズと電話する出番が回ってきた。落ち着かない様子で私のほうを見ながら、ルビオは「アル・ジェいファーそーンは・・・スゴイ選手だそうデスね。・・・(長い沈黙)・・・契約のバイアウト?それについてはわかりません・・・大変フク雑デスので・・・。」と、ウルブズの幹部と元気なさそうに話をした。」

「実際のところ、ルビオは不満を隠そうと頑張っていた。しかし、彼の話し方がすべてを台無しにしていた。彼は天性の詐欺師ではない。運命の力にやむなく対処する若者だった。この少年は喜ぶふりをすることができない。ルビオと話しているウルブズ側は、ルビオをトレード要員として使いそうであったが、チームとルビオの新しい船出に対して作ったような喜びを爆発させていた。アメリカのスポーツチーム運営者は18歳の内気なスペイン人少年よりも嘘をつくのがうまいのだ。」

「侮辱されながらも力を正しく使いこなせる若者の話など私は聞いたことがない。NBAの裏舞台に私は慣れていない。特に、自分の身にそれが起こるなんてなおさらだ。ルビオの通訳者は怒りながら「なぜ代わりに代理人に話をさせることができないんですか!」と何度も尋ねてきた。私は「それは・・・良い質問ですね。」と心の中で答えた。」

「もう私のアドレナリンは枯渇寸前だった。彼を写真撮影の場所に案内すると、そこに彼の家族が群れをなしていた。手のあいた私は、トロントの新人ダマー・デローザンと少しの間ぎこちない話をした。」

「私はルビオの家族に別れを告げたあと、フォン・ルームに行った。疲労困憊の職員たちが味気ないデリバリーの料理をむさぼっていた。その場に不釣合なほど元気にふるまっていたのがネッツの新人、テレンス・ウィリアムズだ。ドラフトの日ではあるが、もうすでに彼は変わり者としての評判を築いていた。ESPNのチャド・フォードはかつて「彼と話すのは、12歳の子供と話すのと似ている。」と記事に書いていた。私はヘッドフォンをしていたが、それでも彼が夜中に無断外出をしていたという話が聞こえてきた。ウィリアムズが指名された瞬間がテレビでリプレーとして映ると、彼はおもむろに部屋でダンスをし始めた。私のいたテーブルまでジャンプしてくるとこう話してきた。「やあ!俺、テレンス。君の名前は?ニューヨークに住んでるのかな?俺はネッツでプレーすることになったんだ。」。そう言ったあと、彼はネッツの帽子を指さし、またジャンプをした。彼の主要移動手段はジャンプと言わんばかりに、彼は飛び跳ねながら去っていった。」

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[ 2010/06/22 09:52 ] | TB(0) | CM(6)

はじめまして。いつも楽しく読ませていただいてます。
なんというドラフト当日の内幕…。
ルビオのあまりのアウェイっぷりに、ついコメントしてしまいました。
カタコトなのが泣かせる。
ルビオ、nbaに来るのか気になりますね。
[ 2010/06/24 00:15 ] [ 編集 ]

今まではどちらが悪いとも言い難いと思っていたのですが、ルビオの人となりを知ると、キツいですね。
[ 2010/06/24 01:05 ] [ 編集 ]

ぼくはルビオには同情できません
彼はキッズスターですね
[ 2010/06/24 12:29 ] [ 編集 ]

びゃっこさん>
ルビオはNBAに来るとおもうんですけどね。ミネソタに来るかは疑問ですね。
メロメロさん>
代理人や前のチームのオーナーが契約のバイアウト問題に絡んでたので、ルビオに良くない印象を持ってたんだと思いますが、ルビオ自体は腹黒くもなんともないおとなしめの兄ちゃんだと僕は思っています。
ぽぽさん>
え、若いとはいえプロ選手なんだからプロらしくふるまえってことすか?
[ 2010/06/24 21:18 ] [ 編集 ]

フリンを出そうかなぁーなんて噂が出たり,ダーコを招聘したり,そもそもHCがランビスだし....
最近の動きを見てるとルビオを本気で使おうと思っているのかもと思ってしまいます.
どうなるのかは良くわかりませんが,フランチャイズプレイヤーと呼べる選手がいない今,ルビオにすべてを託して玉砕も良いのかもしれません.
とWolvesファンのつぶやきです.
[ 2010/06/26 09:38 ] [ 編集 ]

玉砕(笑)
ウルブズはルビオをどう使うんですかね。謎だらけです。
[ 2010/06/26 20:48 ] [ 編集 ]

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